つぶす
こんばんは、チェスです。
また、遥かな昔の話で恐縮ですが、中学生の頃、多くの級友は黒い革製(又は合成皮革)の学生鞄を持って学校に行っておりました。中には白い布製の肩掛け鞄という柔道部風もいましたが、持ち主は貧血を起こしそうな青白顔でしたので、全く以ってアンバランスでした。
小学生のランドセルから、革製の学生鞄になった時には、随分と大人に近づいた、そんな気分になりました。
が、中学生活も大半が過ぎると、かつてピカピカであった革の鞄がくたびれてきます。大事に使っていれば5年や6年は楽に持ちそうなものを、中学生というのは「乱暴」が学生服を着ている様な存在ですから、2年程度でかなり「ヤレて」きてしまいます。
形が崩れて、革の艶が無くなってしまうくらいは良いほうで、本来学校で使うべき道具を入れていくべき鞄を、ぺったんこにつぶして平らにしてしまう輩がいたのには驚きました。鞄をつぶした奴に聞いてみると、中身を空にした鞄を、布団の下に敷いてつぶしてしまうそうです。それだけでは飽き足らず、鞄の四隅を糸で縫ってしまう者が現れ、こうなると最早物を入れるという鞄の機能をなくしてしまいます。
誓って言いますが、真面目が本を持って歩いていたかのようなチェスが、そのような不届き千万なことは致しませんでした。
ところで、つぶされるのは鞄だけではありませんでした。
黒の革靴、これも中学生になってから使う様になったものですが、こいつのかかとの部分も、ワルの奴らはつぶしてしまい、革製のスリッパの如きものにしてしまったのです。
さすがにこれは目立つので、先生も見つけては注意をしていたようではあります。
でも、革靴のかかとをつぶすのも、少し考えると相当大変でしょうね。
こうしたワルは最近見掛けないなぁ、と感慨深く朝通勤電車に乗ると、いやいや、居ました。革のスリッパの女子高生が。
親の顔を見てみたい、と思う時でありますね。
中、高校生のお父さん、お母さん、一度お宅の下駄箱を、日曜日に見ては如何でしょうか。革のスリッパが無いことを願います。
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