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DVD

 こんばんは、チェスです。

 世の中には、華々しく登場して、やがて何時の間にか消えてしまった電気製品というものがあります。皆さんのお宅にもひょっとして、ありませんか?
 ウチのステレオのラックには、何時捨ててもいいのだけれど、何となく捨てていない「dbx」という名称のユニットがあります。これはナンだ?とたまに聞かれますが、説明にも困る様なシロモノです。未だ消えてはいませんが、そのうちに消えてしまうのではないかと危惧している、「カセットテープ」という記憶媒体があるでしょう?これは何しろ、ほんの僅かの幅と薄さの磁性体をくっつけたテープに音楽などを録音しようというものでしたので、ダイナミックレンジが狭いだの、S/Nが悪いだのと言われて、テープのメーカーも色々改良を研究したのですが、ハードウェアのメーカーも、音質を良くしようと色々考えました。ドルビーノイズリダクションというのは、その代表格ですね。こいつはあちらの規格というか製品でしたが、国産の(確かテクニクス=松下だ)同様の仕組みが、このdbxだったのです。
 コイツを通して録音したテープは、コイツを通して再生すると、びっくりするほど音質向上しますよ、という触れ込みでしたが、実際はそれ程でもなかったような・・

 Lカセット、というのもありました。これは悲惨だったです。ソニーが出したのですが、上記のカセットテープの音楽的な欠点を、物理的に解決しようとして、テープの幅を広げて、カセットそれ自体を大きく(だから「L」)したのです。
 でも、カセットテープがどうして普及したのか、あれは丁度良い大きさだったから、普及したのです。そいつをわざわざ取り扱いが不便な大きいカセットにしたところで、オーディオマニアの物好きしか買いません。いや、小職の記憶では、追従するメーカーが全く無かったので、好き者でもこれに手を出すのは相当に勇気が要ることでした。案の定、ソニーの大失敗に終わりました。

 ソニーと言えば、カセットビデオレコーダーの一方の規格「ベータマックス」。これは、製品としては今のカセットビデオの「VHS」より、カセットは小さく、また録画再生の操作性も良いという優位性があり、事実ウチにもベータのビデオデッキがありました。ビデオ戦争の時、ソニーと組んでベータのビデオデッキを出したメーカーも東芝始め何社かありました。
 製品は良かったのに、販売戦略その他で負けてしまったという好例でありましょう。

 レーザーディスク、というのもありましたね。これはパイオニアが出していました。再生専用の機械しかなかったため、ソフトが充実しないとどうしようもなく、ただカラオケ方面という思わぬ生き残りの道がありましたが。

 それで、このDVDです。この真ん中の「V」を、VideoのVと勘違いしている方が時々おられますが、違います。真ん中のVは「Versatile」のVでして、「多芸の」とか「用途の広い」という形容詞ですね。で、DVDの特徴である「大きな記憶容量」を活かして、記録を始め、アプリケーションソフトやゲームソフト、音楽、映画などの映像ソフトと、多方面に色々使えるものですから、「ディジタル方式の色々に使える円盤」という名前になったのでしょう。
 映像を記憶させている時には、DVD-Videoという映像用のフォーマットを使っているので、映画などが入っているDVDを言う場合には、正確には「DVDヴィデオ」という必要があります。
 このディスクの容量は、相当長い映画であっても1枚に記憶できますし、チャプターに分かれて収められていますから、見たいところだけをちょっと楽しむという使い方もできます。字幕を消したり、吹き替えを変えたりということも自由自在で、映画ソフトの媒体としてはカセットヴィデオテープとは便利さにおいて比べ物になりません。
 で、現在では非常に普及しているのですが、これも何時まで続くものでしょうか。
 色々と消えてしまった規格や製品を見ているだけに、DVDくらいは長く残って欲しいとは思いますが、しかし家電メーカーだって新しいものが開発されませんとモノが売れませんから、そこいら辺は痛し痒しでしょうね。

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