日本語変換
こんばんは、チェスです。
仕事柄、会社でパソコンを使っている時間の7割ほどは、ワープロソフトを動かしています。プリインストールされているマイクロソフトのオフィスという奴で、ワープロはご存知「word」です。
PC-9801シリーズがパソコンの代名詞の様な時期がありましたが、その当時は日本語ワープロソフトと言えば「一太郎」でした。これは国産のソフトで、徳島にある「ジャストシステム」という会社の製品です。
うっかり過去形で書いてしまい、ジャストシステムさんに失礼をしましたが、当然「一太郎」はまだしっかりと発売されています。ですが、残念ながら9801シリーズの退潮、Windowsの普及、それに伴うMS-Officeのパソコンへのプリインストール化によって、一太郎は見る間にシェアを失っていきました。
Windowsには、日本語を扱うための変換ソフトがついています。昔はFEPと言っていましたが、現在ではIMEと言うそうです。マイクロソフトの日本語変換ソフトなので、MS-IMEといいます。
Macのユーザーの皆様は、Mac-OSというシステムのIMEをお使いなのだろうと思います。「ことえり」とか言いませんでしたっけ?実は少しの間、小職はMacを使っていたことがあるんですが、今のMacは知らないので、どんなIMEが装備されているのでしょうか。
で、このMS-IMEなんですが、Windowsを使用中のあらゆる局面で、日本語入力時にお世話になるのですが、どうにも日本語変換が気に入らないといいますか、変換精度が上がってこないんです。
日本語としての文脈を分析して、前後の文意からこの言葉はこれしかないだろう、という状況であっても、間抜けな変換をしてくることがしばしば。
かつて、PC-9801シリーズで、「一太郎」をインストールして使っていた時には、当然のことながら日本語変換ソフトもジャストシステム製で、「ATOK」と言いました。これを使っていた時には、左程の不満はなかったように思います。ヴァージョンが上がるに従って、変換精度も向上していったと覚えています。
それ程不満があるのなら、「ATOK」をインストールして使えばいいじゃないの、と言われそうですが、会社のパソコンは勝手にそうしたことは出来ませんので、MS-IMEのままで使わざるを得ません。
家で使うパソコンであれば、自由にカスタマイズできますから、それこそ「ATOK」を入れればよさそうですが、PCゲームを買うお金は簡単に出すものの、ATOKのためのお金は出せないんですね。まぁ、どうにも我慢できなければIMEを変えると思うのですが。
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コメント
なぜ日本語の変換精度が上がらないかと言うと、
「分かち書き」という問題があげられます。
例として、
「うらにわにはにわとりがいる」と書くと、
「裏庭」「ニワトリ」「裏」「ワニ」「はにわ」など、
様々な単語をコンピューター側が推測します。
さてどれが、この場合出てきて欲しかった単語でしょう?
実は、これは入力者側にミスがあって、
ちゃんと句点を打ってないからなんです。
ちゃんと句点を打てば
コンピューターも、もっと努力するでしょう。
小職もそうですが、句点、以外と難しいです。
(ちなみに、メールの世界では一般的に句点を多く打つ方が良いとされてます。)
この句点の文化も以外と浅く、明治になってから、
出来た文化なんですね。知ってましたか?
投稿: taka0024 | 2004.08.23 09:39
taka0024様、コメントを頂戴し、ありがとうございます。
ちょっと揚げ足取りみたいな事ですけど、「句点」は「読点」の誤りですよね。「句点」→マル 「読点」→テン ですね。
マルとテンを合わせて「句読点」という言い方もしますけれども、「読点」の打ち方というのは日本語の文章作法でも、基礎的であって、しかも相当に高度な部類だと思います。
名文家とされる方の文章を読みますと、読点の打ち方が絶妙とでも言いますか、「ここしかない」という所に必ず打っておられます。読点は打ちすぎると、ちょっと文章の品が落ちる気が致します。流行作家でも読点の打ち方がヘタな人がいらっしゃいますね。
このあたりは、本当に難しいです。
投稿: チェス | 2004.08.23 17:57