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2004.08.13

真夏の背広

 こんばんは、チェスです。

 東京では、連続真夏日の記録が更新されて、観測史上最長の年になっているそうです。
 こういう堪え難い真夏の昼間に、背広姿で営業に回る方は、誠にお気の毒です。
 小職も、贔屓にしている「紳士服のコナカ」で、ジョン・ピアースというデザイナーの英国調の背広を買う際も、コナカお得意の「軽涼スーツ」というのを買ったのですが、いくら「軽涼」といったって、やはりあんなものをきちんと着ていれば暑いものは暑いです。
 昨年は、思い出してみると7月一杯くらいは上着をちゃんと着て会社に行っていた様に思います。
 今年は7月半ばには早々に背広で通勤を放棄して、半袖ワイシャツで会社に向かう様になってしまいました。

 この半袖ワイシャツ姿、地方に行くと当たり前の様な感じで普及していますが、東京など大都市では普及度は今一つで、きちんと長袖ワイシャツに背広姿のエリート幹部風が結構いらっしゃいます。でも、そういった皆様も、街中を歩く時にはさすがに耐えがたい様で、背広を脱いで腕に引っ掛けるか、小脇に抱えてワイシャツ姿で歩いておられます。
 ただ、男の背広のポケットというのは、他にカバンなどが無いときには、お財布、カード入れ、携帯電話など、色々な小物類の収納場所になっており、それをそのままにして背広を抱えたり腕に引っ掛けたりするのは、かなり危ないです。
 実際、定期券入れやお財布を落とした、という実例もあるみたいです。
 ならばいっそのこと、背広などは着なければよいではないか、ということで、暑い真夏は背広全廃、半袖ワイシャツ、というのはそれなりに合理性のある姿であると思います。
「そうは言っても、お客さんがきちんと上着を着て応対されるのに、営業に行く我々が半袖ワイシャツ姿では失礼である」という声もありそうです。
 ですから、日本の7月、8月、9月の3ヵ月間に関しては、背広無しでも失礼にはあたりません、半袖ワイシャツ姿で営業してもOKです、という行政指導を、内閣府か総務省から出してもらってはどうでしょうね。
 みんなが同じ格好なら失礼にはあたらず、というのは、何だか日本らしくて、本当にそんな行政指導が出てきたら笑ってしまいますけど。
 まぁ、貴重品を落とす危険を考えたら、背広は持って歩かずに、暑さなどはものともせずにきちんと着る、これが日本サラリーマンのあるべき姿ですかね。

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