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祖父と畑毛温泉

 こんばんは、チェスです。

 小職の父方の祖父は、所謂江戸っ子で、金縁メガネのハンドメイド職人でした。一日中一箇所に座って、子供の目にも細かい仕事をこなしているのを見ると、尊敬の念が沸き起こってきたものでした。様々なサイズのヤットコ、万力、ヤスリ、金鎚、手動式のふいごの付いたガスバーナー、玄関に置いてあったバフ、色々な道具がありました。祖父が亡くなり、その数年後に家を建て替えた時、これらの道具のほとんどは人にあげるか、散逸してしまったのですが、ガラスのケースに入った秤だけは今も小職の部屋にあります。

 職人であった祖父は手先が器用で、釣りが好きでした。またあちこち旅行に行くのも好きでした。
 その旅行に連れていってもらったこともあります。箱根温泉はよく行っていましたが、箱根は連れて行ってもらったことはありませんでした。三島から少し南に下って、可愛らしい形の山が見えるあたり、伊豆箱根鉄道からも、下田街道からもちょっと東に外れたところに、畑毛温泉という小さな温泉があります。ここにある旅館が、祖父は好きで、所謂湯治という感じで出掛けていきました。祖父が祖母を連れて行った時、なぜか小職も一人連れていってもらったことがあります。
 旅館といっても本当に小さな、民宿と言ったほうがぴったりくる様なこじんまりとした宿でした。特にこれといっておみやげもありませんでしたので、ここに行くと温泉饅頭を買って帰ってきました。

 また、同じ様に釣りが好きな、小職の伯父と、男ばかり3人で、畑毛温泉に行った事があります。もうあまり記憶も確かではありませんが、晩秋だったと思います。畑毛に着いたのは、もう午後もだいぶ日が傾いた頃だったと思いますが、何せ当時の3人は釣りキチの様な状態でしたから、早速に川に行き、時折紅葉した葉が流れてくる川で、ヤマベや小鮒、ハヤを釣りました。釣った魚は全部リリースしてしまったと思います。

 祖父は亡くなった久しく、伯父もだいぶ長い間会っていませんが、晩秋の畑毛での釣りは、今だに時折思い出します。

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