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涼しい顔

 こんばんは、チェスです。

 今年はもう、関東地方では梅雨が明けたそうで、昼間は激烈な暑さですね。

 ところで、

 よく、涼しい顔をしている、と言われます。

 「涼しい」からといって、別に暑い日にエアコンの直下で涼風にあたっているという状態ではありません。
 暑苦しい日であるにもかかわらず、表情に暑苦しそうな表情が出ていない、という感じでしょうか。暑がり、寒がりという区分で言えば、小職は明らかに寒がりに属しておりまして、暑さはそれほど苦にしないというところがありました。周囲の人間がみな、暑い暑いと汗をぬぐっている中、一人平気な顔をしていれば、それは確かに涼しい顔をしている、ということになるでしょう。

 ですが、「涼しい顔」という言葉の意味は、涼しそうな顔、というのとは、ちょっと違います。

 「涼しい顔をしている」というと、知らん振りをして平気な顔をしている様子のことを称しています。
例えば、会議中に、困難なテーマの懸案事項が議題として出てきたとします。ある男の部署には、このテーマに必要なスキルを持っている人材も、設備もあるにもかかわらず、彼の部署は手持ちの仕事で一杯一杯で、他に余計なことを抱えたくないと考え、敢えて発言を控え沈黙を守っている。ところが社内には、この男の沈黙の意味を知っている人間がいて、会議の後で、「あの野郎、忙しいもんだから涼しい顔しやがって、ふざけている。」という具合にやり玉にあげられるのであります。

 発言が自分の不利益に繋がると思った場合、発言を控えて沈黙する、というのは、サスペンスもののテレビドラマを見ていると、そうした場面が登場しますね。まずは、何かの嫌疑がかかって警察に拘束され、取り調べ室で色々尋問される場面。自分の不利益になる、自分にとって不都合である、と思った場合には、それが真実であったとしても、しゃべらない=沈黙を守る=黙秘する、という権利が認められているみたいですね。現行犯逮捕された、とか、裁判所が逮捕状を出したという場合にならともかくとして、決定的な証拠はないけれども、あいつが犯人である蓋然性は高い、というわけで、取り敢えず参考人として呼び出して、厳しく尋問すれば、そのうちに自白するだろうよ、というのが、あの警察の取り調べ室の模様なのでしょう。

 裁判となり、公判の法廷においても、このことは裁判長が説明しています。原告側でも、被告側でもどちらでもいいですが、証人が証言台に立ちますと、裁判長から、「これからあなたが言ったことは、有利にも不利にも働くことがあります。また、自分にとって不利益となると思ったことは、発言しない、権利があります。また「発言しない権利」はあるけれども、故意に間違ったことを言うと、これは裁判所がミスリードされる可能性がありますから、「偽証罪」として非常に重い罪になります。」
みたいな説明がされます。

 もっとも、ある日にチェスがどこそこにいた、という証言をすれば、チェスのアリバイが成立してしまう、という場合には、「いませんでした」と言ってしまえばこれは捜査が進むにつれて偽証をしていたことがバレてしまう可能性がありますが、黙っていれば、これは偽証罪としては成立しないのです。(「わかりません」「知りません」と答えたとなると、偽証罪の恐れがでてきます。)ならば、まぁしかし、しゃべってしまえばアリバイ成立してしまうので、黙っていて、アリバイを成立させない、となると、裁判所の判事の心証も、当然のことながら「怪しい奴」となるでしょうから、こうした場合には「涼しい顔」をしているという訳にはいかないかもしれません。

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コメント

 チェスです。
 ちょっと補足といいますか、訂正をします。
 刑事事件における取り調べや裁判の時に、自分に不利益になると思ったことは、沈黙を守る権利=黙秘権、は、被疑者や被告人にある権利であって、裁判で証人が証言をする場合には、黙秘権はないようです。無論、デタラメを証言することによって裁判それ自体がミスリードされてしまうおそれがありますから、デタラメな証言が偽証罪という重い罪になることは当然であります。

投稿: チェス | 2004.07.14 09:22

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