効率の良いお酒
こんばんは、チェスです。
大変お世話になっている巨大プール情報サイト「水夢王国」の練習会のオフ会でも、小職は生ビール(中)1杯で、非常に気持ち良く気分が高揚し、周囲の方たちにご迷惑をかけたのではないかと、翌朝くらいまでは反省していました。
大変良く知られている様に、お酒の主な化学的成分は、エチルアルコールです。これは身体の中で酸化されると、アセトアルデヒドという物質になります。この物質は非常に臭いのですが、つまり悪酔いしたときの臭いというものです。ですが、人間の身体は良く出来ておりまして、アセトアルデヒドを更に酸化させて、酢酸にしてしまいます。つまり、「お酢」です。こうなれば、身体に悪いどころか、健康食品です。摂取したエチルアルコールが全部無理無く酢酸にまで処理できれば、二日酔いということもなく、翌朝はすっきりです。
気持ち悪い状態、所謂悪酔いというのは、2番目の処理が追いつかなくて、アセトアルデヒドが溜まってしまった状態と考えればよいでしょう。この2番目の処理の反応速度を速めるには、触媒、生物的な触媒の場合には酵素、といいますが、これがないと、反応が遅くて、つまり少しのエチルアルコールでも、アセトアルデヒドを溜めてしまう結果になります。
日本人は、この2番目の反応のための酵素を、元々先天的に持っていないか、ほんの少し、というタイプの人が多いそうです。西洋の方は、お酒を飲んでもほとんど顔色が変わらないのに、日本人は赤くなってしまう人が多いのは、このせいらしいですね。
チェスも、このタイプで、大学生の頃は飲めないお酒を無理に飲んで、周囲に迷惑をかけました。
社会人になりたての頃も、しょっちゅう酷い目にあっておりました。
そのうちに慣れたというか、自分の適量がわかったというか、無理はしなくなったので、お酒の席でお世話をかけるということは無くなりましたが、逆に「掛かってしまって」アクセル全開踏みっぱなし、という状況はしょっちゅうです。
なんというんですか、簡単に言えば「ハイになる」というやつですよね。もう、口先から生まれたのではないかというくらいに、あることないこと、それはまだ良くて、そのうちに無いこと無いこと(つまり嘘八百と大法螺)を大声でしゃべりまくります。
周囲の方は、さぞや呆れて、ご迷惑を被っていることでしょう。
翌朝、もうひどい嫌悪感に襲われて、「次回は必ず、必ずや大人しく人様のお話を聞く方に回ろう」と堅く誓うのでありますが、この誓いが守られたためしはありません。
普段大人しい方が、お酒が入るとハイになる、ならわかるのですが、チェスの場合には、元々お酒がなくても「男のおしゃべり」なのです。これに僅かのお酒が入ると、ターボがかかるというか、エンジンの回転数がぐっとあがってしまってまずいことになるみたいです。一応自覚はあるのですが、お酒が入るとブレーキが効き難くなってしまうんですな。
誠に恐ろしいというか、効率の良いお酒です。
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コメント
私は、お酒を飲んで声のトーンが高くなっているチェスさんしか知りません。おとなしい「チェス」さんというのも見てみたい気がしますが。
投稿: 水泳中毒患者 | 2004.06.10 15:10