ゼラニウムと鶏の卵事件-その後
連休に入る直前に、「会社の屋上に出しておいたゼラニウムが鉢から引き抜かれ、抜かれたゼラニウムの下に鶏の卵らしきものがあった」事件を書きました。ゼラニウムは元に戻して場所を変え、卵の方は位置を変えずにそのまま置いておきました。
連休が終わり、5日ぶりに会社に出て、屋上に行ってみますと・・・例の卵はありません。影も形もありません。
場所を変えて退避させておいたゼラニウムの方は、全く異状なしでした。
事件発生当時の、チェス勤務先会社の人事部長推理「カラスがどこからか、鶏の卵を失敬してきて、すぐに食べないで隠しておくつもりで、ゼラニウムを引っこ抜いて、卵の上に載せておいたのではないか。」
隠したカラスが後からやってくると、隠しておいたつもりの卵が丸見えになっているので、びっくり仰天、というところでしょうか。もう一度、安全な隠し場所を探してどこかへ持っていくか、丸見えになってしまったのでその場で処分して食べてしまったか、というところでしょうか。
ところで、カラスに限らず、鳥は他の種類の鳥の卵をも、有効な蛋白原として食べてしまうらしいです。カラスにすれば、鶏の卵は栄養豊富なごちそうでしょうね。
ゼラニウム引き抜き犯人がカラスだったとして、カラスは卵をどうやって食べるのでしょうか。丸飲み?カラを割って中身だけを飲んでしまう?例の卵は、生であったか、茹で卵であったかは不明ですが、いずれにしても、カラを割って食べると、カラが付近に散乱し、痕跡を残すと思われます。丸飲みであれば、そのような痕跡はありません。してみると、現場でカラスが卵を処分したのであれば、丸飲みで食べているものと思われます。
だかしかし、どこか都合の良い場所に運んで行って、ゆっくり始末した、となると、現場になんの痕跡がなかったとしても不思議はありません。
以前にテレビで見ましたが、クルミは非常に堅い木の実ですが、カラスはクルミを食べるために、自動車が走る場所を選んでクルミを落とし、自動車にクルミを潰させて、中身を食べるということをやるそうです。ただ、茹で卵であった場合はともかくとして、生卵をどこかへ落としても、カラが割れて中身が流れ出てしまうだけで、食べることはできません。
カラスは卵を丸飲みしてしまうのか、カラは何らかの手段を持って取り除いて中身だけを食べるのか、そうだとすれば、何らかの手段とは、どんな方法なのか、色々興味は尽きません。
栃木県に烏山町という町がありますが、ここの商工会のホームページ「カラスフォーラム」というのが面白かったです。
http://karasuyama.shokokai-tochigi.or.jp/tokusyu/karasu/index.htm
カラスの生態についても色々と説明があり、カラスは食べ物を色々なところへ隠す習性があるそうです。卵窃盗犯はカラスである可能性が高まってきました。
また、「カラスは食べ物の賞味期限を知っている」なんていうのもありました。ゼラニウムを引き抜いてまで隠した卵は、当然ダメにしないで食べてしまったのでしょうね。
ゼラニウム引き抜き・卵窃盗犯をカラスと決めつけてしまっていますけど、実は他に真犯人がいたりして。
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