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プラモデル

 こんにちは、チェスです。

 プラモデルというのは、子供のおもちゃと思われがちですが、こいつは案外に大人のホビーでもあります。

 小学生の頃、軍艦のプラモデルのシリーズで、「ウォーターラインシリーズ」というのがスタートしました。静岡県の模型協同組合のメンバーである、タミヤ、アオシマ、フジミ、長谷川の4社共同企画として始まったもので、スケール1/700の第2次世界大戦時に活躍した各国の軍艦のプラモデルシリーズです。「ウォーターライン」というのは、船の喫水線のことで、喫水線より上の部分だけを模型化したものなのです。完成したモデルをテーブルなどに置いて見ますと、船が海の上に浮かんだ状態に見えます。
 後に、このシリーズからは現用艦も出すことになり、海上自衛隊の艦船なども登場しました。また、上記の4社からフジミが抜けてしまい、現在は3社で出しています。
 
 小学生の頃ですが、いっぱしにプラモデルにはまり、特にこのウォーターラインシリーズには大いにはまりました。
 小職の住む街のすぐ近所に、浅草橋・蔵前という問屋街があり、今はあまりございませんが、当時はおもちゃ問屋が大小たくさんありました。小学校の同級生にも家業がおもちゃ問屋というのがおりました。そこで、小職と同じ様に軍艦模型を作る仲間とともに、こうした問屋と顔なじみになり、卸売り価格でプラモデルを売ってもらうという技を駆使することになりました。
 問屋のことですので、言わば製品倉庫の様になっており、狭い場所にぎっしりとプラモの箱が積んであります。しかも、小売店の注文に応じて出荷するため、製品番号順に同じ艦ばかりが在庫されています。こちらは欲しい艦を探すために、きちんと並んでいる箱の山をどんどん崩していくため、怒られることもしばしばありました。目の仇にされてしまう子供であったと思います。

 当時から、プラモデルは飛行機も戦車も、自動車も揃っていたと思うのですが、なぜ軍艦模型であったのか、しかもWL(ウォーターラインシリーズ)だったのか、どうもよく理由がわかりません。おっと、なにげなく「軍艦」という用語を使ってしまいましたが、帝国海軍における軍艦とは、巡洋艦以上のフネを指します。巡洋艦、戦艦、航空母艦などですね。駆逐艦、潜水艦などは軍艦の仲間に入れてくれなかったのですな。だからキャプテン=艦長と言った場合には、これは巡洋艦以上のフネの長であって、駆逐艦の場合には駆逐艦長というのが正式です。もっとも現在では海軍のフネをひとくくりにして「軍艦」と呼んでしまっていると思います。

 一昨年の暮れだったと思いますが、蔵前に残っていた大きなおもちゃ問屋が、クリスマスセールと称して全館卸値でプラモデルを売ってくれました。眺めているうちに懐かしくなって、何箱も買い込んでしまいました。海上自衛隊の艦船は現用艦といいますが、イージス艦やミサイル護衛艦、輸送艦などを作って並べてみると、当たり前の話ではありますが、「大砲」なんぞは並んでおりません。(あるにはありますが、速射性のある、昔でいう「両用砲」ですね)海上自衛隊の艦船を並べてみると、現在の「軍艦」の任務はいったいなんなのか、考えさせられますね。海上自衛隊=海軍と言ってしまってもかまわないと思いますが、この任務はかつては自国の商船を敵の脅威から守る=シーレーンの防衛ということに尽きるわけだったのですが、今はそういう単純なものではなくなっているんですね。

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コメント

タミヤ模型の本社は、わりとぼくのとこから近いんです。
屋上でラジコン大会とかをよくやってるみたいですね。けどもうミニ四駆はないっすね。ぼくの部屋にはいまだにフルチューンドされた勇車が一台、ほこりをかぶってたたずんでます。

チェスさんのようにすごいプラモデルには手をださなかったけど、男の子のお決まり?の「車系」は良く作りました。学校でプラモデル仲間ができたけど、一番仲良しになった子がやくざの大親分の御曹司で、ほかに友達ができなくてかわいそうだったのを憶えてます。

成人して(体だけ?)、一時期「帆船系」にはまってずいぶん作りました。仕事仲間で家大工がいるんですけど、そいつがはまったのが「お寺系」。
「おまえさぁ、なんで仕事終わっても大工やってんの?」ってからかったけど、どうも現代の規格どおりに家を「組み立てる」家大工は、舟大工や宮大工への憧れ(尊敬の念)があるみたいです。
「金閣寺って、すごい計算されて作られてんだよな。」
・・・だんだん彼とは疎遠になりやした(笑)。

そうそうこの前でっかいプラモデル見ましたよ。
自分の現場のすぐ後ろで、基礎工事が終わってる建築現場があって、その日から「上物を始める」って話でね。ラフター(デッカイクレーン)が来てなにやらウィ~ンウィ~ンとおっ始めました。昼になって弁当を食いながらふと見ると、すでにその「巨大な家系プラモデル」、完成の陽の目を浴びておりやした。ラフターは飯も食わずそそくさと帰ってしまいやした。

なんという味気なさ、(けどある意味)お見事!

投稿: カズン | 2004.05.05 08:58

私も車は良く作りました。
最近は作っていませんが・・・。

プラモデルではなくミニカーは好きですね。
たまに買っています。といっても18分の1
という大き目の物です。プラモデルが24分の1ですから
想像が付くかと思います。値段も結構して8千円前後です。
でも高いだけあって精巧に作られています。
近々1分の1も買う事になりそうです(笑)

チェスさんへ
自衛隊は軍隊ではありません。
お上はそうおっしゃっています(笑)

カズンさんへ
我が家もそのでっかいプラモデルですよ。
会社を休んで見ていましたが、
本当にあっという間ですね。

投稿: けろちゃん | 2004.05.05 09:58

>けろちゃん様
 確かにね。日本国憲法をよく読めば、戦力としての陸海空軍はこれを保持しない、と書いてあります。だから自衛隊は、軍隊ではないのだ、というのが憲法を遵守しているという立場に立てば、そのような理屈になりましょう。
 しかし小職は、陸海空三自衛隊は、あれは立派な軍隊だと思いますし、三軍の最高司令官は、内閣総理大臣であると思います。
 あれを軍隊でない、というのは詭弁であり、まやかしでしょう。ほいじゃ、自衛隊が軍隊なら、憲法違反じゃないの、ということに当然なります。ですので、小職は現在の憲法は改正して、きちんと自衛のための軍は保有する、とすべしと考えています。
 自衛隊とかいうわけのわからない名前でなくて、防衛陸軍、防衛海軍、防衛空軍でいいじゃないか、と思う次第です。

投稿: チェス | 2004.05.05 18:19

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