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F1モナコグランプリ

 こんばんは、チェスです。

 昨晩は、F1のモナコグランプリの決勝が、めずらしく10時30分から放送されていましたので、ヴィデオに録画せずにそのまま見ました。(ヨーロッパラウンドの決勝の放送は、大抵夜中12時20分から、とかなので、録画して月曜朝早起きして見ます。)
 自動車レースにも色々ありますが、最も歴史があり、世界中にファンが多いのが、サーキット最速を決めるフォーミュラ1=F1グランプリでありましょう。
 そのF1カレンダーの中でも、一際異彩を放っているのが、昨日のモナコグランプリです。

 なぜか。

 モナコグランプリは、サーキットで開催されているのではないのです。「モンテカルロ市街地コース」といいまして、モンテカルロの市街地を走っている公道の一部をF1グランプリのために年に1度だけ、特別にコースにしてしまうのです。
 さして広くない道幅の公道そのままでは、見物する人も危険ですので、ガードレールを縦に3本くらい重ねてコースを設営します。幅員は狭い、道の両側はガードレール、こういった条件ですから、いざレースが始まってしまうと、道中で抜き所が全く無いといってもよいのです。このため、予選のタイムで決まる決勝のグリッド順が極めて重要で、10番手以内に入っていないと決勝で巻き返すのは極めて困難です。
 それでは、レースが始まってしまったら、後、どこで順位の変動があるのか、と言えば、F1のレースは2回乃至は3回のピットストップで給油とタイヤ交換を行いますので、自分のチームはミスなくタイミングよくこの作業を行ない、他のチームのほんの僅かなタイムロスを突いて抜く、というピット戦略で順位を上げるように頑張ります。

 モナコと、他のサーキットとの大きな差は、コースの違いと書きましたが、これはドライバーに大きな心理的重圧をかけます。普通のサーキットですと、車が走る舗装コースの周辺にエスケープゾーンがあり、万一他車との接触などのトラブルがあっても、コースに復帰するチャンスが残っている場合があります。ところがモナコの場合には、道の周りはガードレールであるため、たった一つのミスがクルマの大破に繋がります。道が狭い、抜き所はない、周りは全部ガードレール、というグランプリで、到底サーキット最速を決めるF1グランプリを行なうような環境ではないのですが、何故かドライバーには「モナコはエキサイティング」という評判で、ここでの優勝を誇りに思うF1ドライバーが多いようです。それだけ、ドライバーの腕が試されるコース、という事なのでしょう。
 結局今年のモナコの決勝レースでも、リタイアが相次ぎ、20台でスタートしたレースで、完走したのは半分の10台です。とにもかくにも特別なグランプリなのです。

 何でこんなムリムリな環境のグランプリがあるか、と言えば、ズバリ、お金になるからでありましょう。
 世界中の有名人が住んでおり、ロケーションは言う事ない観光地。そこでF1グランプリが開催されれば、世界中から人とお金が集まってきます。モナコという国がある限り、このグランプリがカレンダーから消えることはないでしょう。

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