喫煙マナー
こんばんは、チェスです。
小職はタバコを吸いませんが、喫煙は基本的には個人の嗜好の問題だと思っていますので、あまりファナティックに嫌煙権を振りかざすのもどうかと考えています。
これだけ各種の情報が氾濫し、健康に対する世間の関心も高い中で、なおかつ喫煙習慣があり、これを改めるつもりがない、という方は、喫煙が身体に及ぼす影響、発ガン性リスク等についても御承知おきの上でタバコを楽しんでおられるのでしょうから、それはそれで仕方ないと思います。
アメリカの様に、喫煙が原因でガンになったからといって、タバコ会社を訴えるなどというのはお門違いもはなはだしい、と思います。
だがしかし、喫煙マナーについては、全般的に低い水準にある、と言わざるを得ません。
東京都千代田区をはじめ、人が集まる路上での喫煙については、規制する地方自治体が出てきています。規制、即ちルールが導入されるようになったということは、これまでは「マナー」に訴えてきた喫煙行動が、どうにも目に余るようになってきたので、ということであるのは明らかです。
歩きながらの喫煙、吸い終わった時の吸殻の投げ捨て、いずれもマナーに訴えているだけではどうにも改善の兆しも見られなかったのが、「ルールに違反したら罰則(罰金)」となったら、早速目に見えて効果が現れるようになったようです。
更に最近は、タバコと健康の問題を考える上で、喫煙者が近くにいる場合の非喫煙者への影響も、色々言われるようになりました。いわゆる「副流煙」の問題です。副流煙というのは、火のついたタバコの先からチロチロと出ている煙のことで、研究によれば「主流煙」つまり喫煙者が吐き出す煙より、寧ろ身体には悪い、ということです。
副流煙は、タバコそのものから出ている煙であり、温度が高く、成分的にも身体への影響が大きいのだそうです。
そうなると、小職としても「仕方ない」と安穏としているわけにもいかなくなります。
喫煙者が、言わば確信犯的に自らの健康と引き換えにタバコを楽しまれるのについてはかまいませんが、その周辺にいるだけで発ガンリスクを上げられてしまうのはご免被りたい、と思う次第です。
なんとか、喫煙者と非喫煙者が、同じ空間を共有しつつ、発ガンリスクを上げるなどということがないようにできないものでしょうか。
プロ野球の外国人助っ人選手が何やら口の中で噛みながらバッターボックスに入るのを、テレビの中継で見たことがありますが、あれはチューインガムでなければ、「噛みタバコ」という奴なのでしょうか。
日本では売っていないのだと思いますが、あれにしてもらえば、少なくとも副流煙の問題は発生致しません。
宇宙飛行士が被っている様な密閉式のヘルメットをかぶり、その中でタバコを吸い(ヘルメットの中に手とタバコは入る様にする構造でないと困るが)空気を循環させることで、周辺に主流煙、副流煙が撒き散らされることを防ぎ、全てのリスクは自ら負う、という姿勢を明らかにすることで、喫煙者の社会的信用が高まるのではないでしょうか。
密閉式喫煙ヘルメット着用の結果、喫煙者の発ガン率がこれまでよりも高まったとしても、喫煙者にとってはそんなことは先刻御承知の助でしょうから、肺ガン、食道ガンなどを発症しても、どうということはないでしょう。
結果として、喫煙者はどんどん死ぬ、非喫煙者は少なくともタバコが原因での早死はない、とすれば、どうなるでしょう。
税収が減る政府と、売上激減となる日本タバコ産業は、真っ青になるかもしれません。
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コメント
私も、タバコは嫌いです。
特に、所構わず吸う輩は大嫌いです。
うちの会社にもいますが、
ものすごいヘビースモーカー!
仕事は出来るけど、なにもしてない時間が多い
という不届き者です。
咥えタバコで現場の中をうろつき、
吸殻を散らかします。
見ているだけで腹が立ちますね。
こいつのせいでストレスがたまっています。
すみません、個人的な愚痴でしたm(__)m
投稿: けろちゃん | 2004.04.09 21:02