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下垂体腫瘍 その1

 こんばんは、チェスです。

 1999年の初夏の事です。
 元々、小職は頭痛持ちでしたが、この年は特にそれがひどく、なんと言ったらいいか、頭にサイズの小さな帽子をかぶせて締め上げられている、まぁそんな感じの頭痛が続いていました。
 いつもであれば、頭痛如きは暫く我慢していれば、そのうちに治るので、様子見をしていたのですが、この時は少し考えが変わりました。
 なぜ、というに、前の年に母親が脳腫瘍で手術を受け、入院という騒ぎになっていたからです。
 母親の脳腫瘍は良性のものでしたので、摘出する手術は時間がかかり大変ではありましたが、結果的にはすっかり治り、元の生活に戻っています。が、発見前には母親も頭痛を訴えていました。
 「うーん、まぁ別にどうという事はないかと思うが、どうということはない、という事を確認して安心するために、一度診てもらおうかな。」
 母親の脳腫瘍を見つけてくれた開業医の先生は、神経内科が専門で、CTスキャナーをお持ちです。
 そこで、とある日の夕方、この先生を受診しました。その日はCTスキャナーの技師がご不在で、翌日改めてCTスキャナーの検査をしてもらいました。
 例の頭の断層写真を前にして、先生の話を聞きます。
 「ここの所なんですが・・ちょっと幅が太くなっているように見えますね。」
 そう言われても、さっぱりわかりません。曖昧な顔をしていると、先生は別の人の写真を持ってきて
 「この人の写真と比べてみると、ホラ、ここの所ですけど、チェスさんのは少し・・」
 だんだん、不安がもくもくと広がってきます。聞きたくないけど、聞かざるを得なくなります。
 「で、結局、そのところはどうなっているのでしょうか?」
 「腫瘍があるのではないかと・・」


 ええーっ!
 ということは、チェスも(母親に続いて)脳腫瘍なのかい?

 しかし先生はプロですから冷静に、
 「この写真では、今一つはっきりしませんから、MRIという機械で検査しましょう。土曜日はお仕事はお休みですか?じゃ、予約を取りましょう・・」
 と、デスクの上の電話を取り上げ、
 「・・ええ、MRIは単純と造影をお願いします。それからX線単純撮影・・」
 この日は、血液検査をするための採血をして帰りました。
 次の土曜日、先生の病院に寄って紹介状をもらい、MRIとやらを受けに行きました。
 非常に暑い土曜日の昼前でした。
 検査は1時間程かかりましたでしょうか。MRIやX線撮影の大きなフィルムの入った紙袋を持って、再び先生の病院に戻ります。
 「なるほど、ここを見て下さい。」
 「丁度頭の真中あたりなんですが、下垂体というのがあります。各種のホルモン分泌の司令部です」
 「はい。」
 「ここに腫瘍がある様ですね。」「はぁ」
 「次に、こちらの頭の骨の写真を見て下さい。風船の様に膨らんでいますね」(そう言われてもわからない・・)
 「これらの結果から、下垂体腫瘍があると思われます。」

 今までは、かなり高をくくっていたのですが、ここまで断定されてしまうと、さすがにまいります。
 「あのぅ、そうすると、入院して手術する、ということに・・」
 「そうですね。お母様が入られた病院でも、他に大学病院でもどこでも紹介できますよ。」
 「あの、では、やはり近所の○○病院をお願いします。」
 (母親が完治したことで、この病院の脳神経外科への信頼が上がっていました)
 「わかりました。お手紙を書きましょう。早速月曜日に行ってください。」
 週明けの月曜日、チェスは会社を休み、昨年母親が入院した病院の脳神経外科を訪れました。

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